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紛失防止タグ「MAMORIO」、忘れ物検知精度を最大13倍に
2021年8月13日 09:10
紛失防止タグのMAMORIOは、iOSアプリの「MAMORIO」に新たな位置情報補正アルゴリズムを実装し、詳細な忘れ物検知や移動経路確認などに対応した。従来比で最大13倍の精度で正確な忘れ物の検知を実現するという。
MAMORIOは、鍵や財布などに付けて、スマートフォンから置き忘れ場所を確認できる紛失防止タグ。新アプリでは、忘れ物の検知精度向上のほか、詳細な移動経路確認、発見したMAMORIO端末の個数や自分の移動履歴の確認が可能になる。
検出精度の向上は、新開発のアルゴリズムにより実現。従来は平均約65mの誤差が発生し、置き忘れ場所の正確な困難ができない場合があったが、新アルゴリズムによる位置情報補正能力向上で、誤差は約5mとなり、正確な忘れ物の通知が可能になる。
移動経路確認は、従来は最新5件の移動場所確認に限定されていた。新アプリでは最大24時間の移動経路を含む位置履歴が確認できるようになる。
新たに履歴画面を追加。自分のスマートフォンが他のユーザーのMAMORIOとすれ違った回数や自分の過去1週間の移動経路・歩数などの移動データをグラフやマップで記録・確認できるようになった。全国のユーザーによるMAMORIOの発見データを可視化し、蓄積することで、今後落し物や忘れ物の発見精度のさらなる向上を目指す。
またこれらのデータを元とし、今後遺失物の発見に応じて発見者に報酬を還元するインセンティブの仕組みなどの実装も検討していく。
現在はiOSアプリのみの対応だが、今後Androidアプリにおいても同様の新機能アップデートを実装予定としている。