カーシェア「Anyca」、最大1000万円の車両補償。詐欺・盗難に対応

個人間カーシェアサービス「Anyca」は、安心安全の取り組みをまとめた「Anyca Safety Vision」を公開した。最大1,000万円の車両補償など、新保険/修理サポートや、新たに始まる認定制度、コミュニティガイドラインなどの取り組みを行ない、クルマの貸し借りに関する不安を解消する。

新しい保険として、「カーシェアプロテクト」を、損保ジャパンと共同開発。個人間カーシェア専用保険で、事前に車に適した補償プランをオーナーが認定し、ドライバーはその保険を契約することで、補償を受けられる。車両補償を充実し、従来は限度額300万円だった車両補償金額に600万円、1,000万円の選択肢を用意した。運転中以外の事故や盗難も補償範囲とする。また、詐欺、横領などのトラブルにも対応。設定保険金額を限度に保険金が支払われる。

ドライバーの負担するプラン料金は、車両補償金額300万円の「ライト」が3,000円、600万円の「スタンダード」が3,300円、1,000万円の「プレミアム」が3,800円。

ドライバーがシェア時に追加できる、免責金額が0円になるオプションサービスも1,400円で用意。オーナーは、ドライバーの免責金額0円オプションを必須とする設定も可能。

事故発生時には、365日24時間対応の専用カスタマーサポートも開設。専任スタッフが事故時の初動対応をサポートする。これまでは、オーナー、保険会社、Anycaへの連絡をドライバーがする必要があったが、専任スタッフが代行する。

オーナー、ドライバーの認定制度も設定。カーシェアに欠かせない4つのポイントとして、時間を守るか、キズをつけたりしていないかなどを基準に、一定期間毎に審査。基準を満たしたユーザーを「スーパーオーナー」「スーパードライバー」として認定する。それぞれ特典も用意される予定。

利用時の行動規範等をまとめたコミュニティガイドラインも制定。推奨行為や禁止行為を明確にし、違反者には利用停止などの厳格な対応を実施していく。