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セイコーダイバーズ初、ファブリックストラップモデル
2021年5月27日 08:00
セイコーウオッチは、日本の伝統技法で編んだファブリックストラップが付属するダイバーズウォッチ2モデルを発表した。どちらも機械式の腕時計。発売日と価格は、「1965 メカニカルダイバーズ 現代デザイン(SBDC141)」が6月25日で137,500円、「1970 メカニカルダイバーズ 現代デザイン(SBDC143)」が7月9日で148,500円。
セイコーダイバーズの55年以上の歴史の中で初めてという、ファブリックストラップが付属するモデル。いわゆる“NATOベルト”と同じ方法で装着する。製品パッケージには別のカラーのファブリックストラップも同梱され、工具不要で付け替えることが可能。
セイコーが今回採用するファブリックストラップは、「製紐」(せいちゅう)と呼ばれる、着物の帯締めなどにも使われる日本伝統の技法で編み込まれたもの。この技法を用いることで、ダイバーズウォッチの高い性能規格を満たすファブリックストラップになっているという。
具体的には、ポリエステル製で、優れた引張強度や紫外線による劣化への高い耐光性を備える。また袋状に編み上げる構造により端面に切れ目がなく、肌あたりが良い仕立てで、しなやかで通気性が良いといった特徴も持つ。斜めに織り上げられた糸により、独特の陰影を生み出すなど上品な仕上がりになっている。これらによりダイビングからアーバンライフまで幅広いシーンに対応するとしている。
腕時計の本体は、1965年と1970年に発売された、セイコーのダイバーズウォッチの中でマイルストーンとなるモデルを現代デザインで解釈し復刻したモデル。
どちらもムーブメントは自動巻きの機械式ムーブメント「キャリバー6R35」が搭載される。パワーリザーブは約70時間。精度は平均日差+25~-15秒、振動数は21,600振動/時。石数は24石。
いずれもケースはステンレススチール製で、耐傷性を高めたダイヤシールドが施される。風防は内面無反射コーティングが施されたカーブサファイアガラス。防水性能は200m空気潜水用防水。
1965 メカニカルダイバーズ 現代デザイン(SBDC141)は、ケース径が40.5mm、厚さが13.2mm。1970 メカニカルダイバーズ 現代デザイン(SBDC143)は、ケース径が42.7mm、厚さが13.2mm。