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ヤフー、自宅の労働環境整備に全社員5万円のPayPay残高付与

ヤフーは2021年新卒社員を含む全社員約7,800名を対象に、健康維持や自宅の労働環境整備を目的にとした「働く環境応援資金」として5万円分の電子マネー「PayPayマネーライト」を4月1日に付与する。また、毎月の通信費補助もこれまでの3,000円から5,000円に増額する。

対象となるのは、全国の正社員、契約社員、嘱託社員全約7,800名。

同社は、2020年10月からリモートワークの回数制限やフレックスタイム勤務のコアタイムを廃止するなど新しい働き方に移行。月4,000円の「どこでもオフィス手当」と通信費3,000円を補助している。また、1月8日以降は、オフィスに出社し勤務した場合は、1日あたり3,000円を支給しており、2月時点で全社員の約95%が在宅で勤務している。

しかし、新型コロウイルスの収束が見えないことから、「働く環境応援資金」として5万円分のPayPayマネーライトを付与する。社員へのアンケートで、リモートワークでのパフォーマンスを維持・向上させるために、机や椅子を新調したり、モニターやヘッドセットなどのPC周辺機器の購入、健康グッズの購入を検討している人が多いため、主に自宅の労働環境整備を目的とする。

付与される「PayPayマネーライト」は、無期限で1円単位で利用できるPayPay残高(電子マネー)で、友人への送金にも対応。ただし、現金としての出金はできない。

また、高速で安定した通信を利用できるように、これまで毎月3,000円補助していた通信費を、5,000円に増額する。