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年末年始は餅による窒息事故に注意。小さく切って、少量ずつ

消費者庁は、年末年始における餅による窒息事故に注意するよう呼びかけている。加齢に伴い、噛む力や飲み込む力が衰えることから、小さく切って、少量ずつ食べるなどの対策が必要となる。

厚生労働省の人口動態調査によると、「不慮の事故」による死因のうち、食物が原因となった窒息による65歳以上の高齢者の死亡者数は、年間3,500人以上。中でも80歳以上の死亡者数は2,500人以上となっている。

また、2018年、19年の2年間では、餅による窒息死亡事故の43%が、餅を食べる機会が多い1月に発生。特に正月三が日が多く、男性の死亡者数は女性の2.6倍も多いという。

消費者庁は、高齢になると、噛む力や飲み込む力が弱くなることから、「高齢になるほど高まる窒息のリスク」や「餅の特性」を知り、餅による窒息事故を防止するよう呼びかけ。「お正月に食べる雑煮等の餅は、久しぶりに食べる場合が多く、食べなれていないので注意が必要」とし、「小さく切って食べやすい大きさに」などの注意事項を紹介している。

  • 餅は、小さく切り、食べやすい大きさに
  • お茶や汁物などを飲み、喉を潤してから食べる(よく噛まないうちにお茶などで流し込むのは危険)
  • 一口の量は無理なく食べられる量に
  • ゆっくりとよく噛んでから飲み込むように
  • 高齢者が餅を食べる際は、周りの方も食事の様子に注意を払い、見守る