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Twitter、認証プログラム再開へ新ポリシー。追悼アカウントも計画

Twitterは18日、2021年に再開する「認証プログラム」についての新しいポリシーを発表した。2021年には一般からの認証申込みの受け付けを再開し、1月20日から新しいポリシーを運用開始する。

Twitterの認証済みアカウントを示す青いバッジは、著名人など世間の関心を高いアカウントが「本物」であることを示すもの。認証が恣意的などの批判から、3年前から認証を一時停止していたが、Twitterにおける身元確認の強化の一環として再開を目指している。

認証済みのTwitterアカウントの対象となるのは、政府、企業・ブランド、ニュースとジャーナリスト、スポーツとeスポーツ、エンターテインメント、活動家、主催者、およびその他の影響力のある個人。

Twitterは「認証ポリシー案」を11月に公開し、意見募集を行なっていたが、プロフィールの「完全性」という基準について「厳しすぎる」という意見があったため定義を改訂。プロフィールの自己紹介やバナー画像の表示を要件から外した。また、「ニュース」カテゴリのタイトルを「ニュースとジャーナリスト」に、「スポーツ」カテゴリを「スポーツとeスポーツ」とするなどの変更が行なわれている。

新しい認証プログラムでは、著名性、運用の実態を判断。新ポリシー導入後は、運用の痕跡がないアカウントやプロフィールが不完全なアカウントについて、認証の自動削除も開始する。

新しい認証ポリシーでは、アカウントの完全性を「確認済みの電子メールアドレスもしくは電話番号が入力されている」「プロフィール画像が表示されている」「プロフィール名が表示されている」から判断する。

なお、Twitterルールの違反の内容が深刻であったり、違反行為が繰り返されたりした場合、当該アカウントの認証バッジを剥奪することもある。また、所有者が亡くなったためにアクティブでなくなったアカウントについては、自動的に認証を取り消すことはない。こうしたアカウントについては2021年中に「追悼アカウント」として残す方法を準備する予定。

認証申請プロセスの詳細は、近日中に改めて発表予定。ウェブやアプリのアカウント設定ページから、自分で申請が行なえるようになる。