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LINE、スキマ時間の副業を探せる「LINEスキマニ」

LINEは、ギグワーク市場(単発雇用サービス)に参入。企業とユーザーのスキマ時間をマッチングする求人サービス「LINEスキマニ」の提供を、2021年2月24日より開始。ソフトローンチとして開始し、ユーザーと企業の「評価データによるマッチング」などの機能を実装したうえで、2022年春の本格提供開始を目指す。

LINEスキマニは、企業とユーザーの単発雇用のマッチングをするサービス。求職者はLINEスキマニの公式アカウントを友だち登録するだけで、LINEアプリ上で求人を探すことができる。

新サービス提供の背景には、労働市場における人手不足といった課題や、リモートワーク、週休4日制、副業の環境整備など働き方の変化がある。その中で注目されている市場が「ギグワーク」と呼ばれる単発雇用領域であるとし、LINEではその市場において、新しい働き方を実現するためのソリューションとして、LINEスキマニを提供する。

LINEスキマニの目的は、コミュニケーションプラットフォームであるLINEが単発雇用の求職者と求人者のニーズをつなぐこと。雇用形態にとらわれず、時間に対しての対価の支払いに加え、「ユーザーのスキルを活かした価値」に対しても評価がなされる、「PAY FOR TIME+VALUE」の実現を目指す。

LINEスキマニの特徴として、「採用力」「評価データによるマッチング」「工数削減」の3点を挙げる。

採用力については、全国どこでも募集が出せる・働き先が見つかるサービスにするため、月間利用者数8,600万人のLINE上で人材を探せるという強みを活かすとしている。

マッチングについては、即戦力判断の難しさという単発雇用における課題に対応するため、「職務経歴」「勤務評価」「勤務状況」を蓄積。高い能力を持ったユーザーにはより良い条件の求人をマッチできるサービスを目指す。同機能の実装は'22年春頃予定。

工数については、求人の募集から、マッチング、採用、勤怠管理、給与の支払いまでを代行する、ワンストップサービスを提供。求人への応募から勤務開始までの最短時間は4時間を予定し、「ちょっと空いている時間に働きたい」と思ったユーザーと、突発的に忙しくなった企業の機会損失を防ぐ。

「LINEスキマニ」という名称は、「ちょっとした隙間時間」「スキル」「好きな仕事」という3つの「スキ」を「お金(money)」に変えることからネーミングしている。