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三井住友銀行、ネットバンクを使わないと手数料。デジタル化推進

三井住友銀行は、取引のデジタル化とペーパーレス化の推進に向け、手数料を新設する。2021年4月以降の新規口座開設では、紙の通帳発行に年額550円(税込)が必要となるほか、インターネット取引「SMBCダイレクト」を利用しないと、年額1,100円(税込)の手数料が必要となる。

あわせて、デジタルチャネルを優遇。SMBCダイレクトの利用者の他行宛振込手数料は、通常3万円未満220円(税込)、3万円以上440円(同)だが、2022年3月31日まで無料とする。また、Web通帳利用者や切替者向けのキャンペーンも予定している。

デジタル化とネット取引を推進する手数料の新設により、デジタル取引利用者にとって魅力的な手数料体系を構築し、移行を促進。また、Web通帳の利用促進を通じ、紙通帳発行資源を削減する。

なお、2021年3月31日以前の開設口座についてはこれらの手数料の対象外。また、18歳未満と75歳以上の顧客も対象外とするほか、デジタルチャネルに不慣れな顧客においては、店頭手続きでサポートを行なう。同行では、従来より全店で来店予約サービスを導入し、店頭の待ち時間を削減。窓口取引においても、電子サインやペーパーレス化を推進し、押印や伝票記入の負担を削減していく。