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見栄えのよいWeb会議ができる照明完備の防音個室。テレキューブ
2020年10月1日 08:00
Web会議や面接等での利用を想定したライティング機器、タブレット端末、Wi-Fiを備えた防音個室「テレキューブ」を集合形式で設置した「テレキューブWeb会議センター」が、新丸の内ビルと豊洲フォレシアに、10月1日にオープン。9月30日、新丸の内ビルにてメディア向け内覧会を実施した。
テレキューブWeb会議センターは、テレキューブサービス及び同社に出資するテレキューブ、ブイキューブ、オカムラ、三菱地所の5社によるもの。テレワークのための個室型スマートワークブース「テレキューブ」を活用した新しいテレワークスペースの提案及びニーズ検証を行なうことを目的に、10月1日から2021年3月31日の期間設置される。
設置される防音個室の台数は、新丸の内ビルが9台、豊洲フォレシアが6台。新丸の内ビルは、オフィス内の会議室不足等の理由でWeb会議・商談を行ないづらいという人や、取引先への外出時等での利用を想定。豊洲は周辺マンション住民を主なターゲットとし、自宅では家族がいるため仕事もWeb会議もしづらいという人の利用を想定する。
テレキューブに登録している会員であれば、法人・個人、設置施設の入居企業かどうかにかかわらず、誰でも利用可能。利用料金は個人の場合、15分250円。
従来のテレキューブとの違いは、タブレット端末やWi-Fi、ライティング機器を設置した「手ぶらでWeb会議」サービスが追加されている点。
設置されたタブレット端末はZoomとV-CUBE ミーティングに対応しており、タブレット上でアプリを選択後、会議IDを入力することで会議に参加できる。Microsoft Teamsにも今後対応予定。
ライティング機器を設置した理由は、ビジネスパーソンのWeb商談や学生のWeb面接において、相手への見栄えを良くしたいというニーズに応えるため。明るさや色みの調整も可能となっている。
オフィスのオープンスペースやカフェでWeb会議に参加する場合、マスクを着用する必要があるため、相手への印象や、声がこもってしまう、あるいは大きな声で話せないなどの問題があるとする。テレキューブはこれらの問題を解決するとし、内覧会ではテレキューブ利用者とカフェ利用者による見え方の差のデモを行なった。
テレキューブWeb会議センター設置の背景には、企業のテレワーク推進がある。テレワーク導入企業が増え始めた3月に、テレキューブの稼働率が拠点により2倍から3倍に増加。そういった状況の中で、従来のスキマ時間の短時間利用を想定したサービスではなく、本格的にテレワークをするための場所としての提供の必要性を考えたという。
そこで、防音性による静かで集中できるということだけではなく、Web会議をするために最適な機能は何かということを考え、タブレット端末等の実装に至った。
テレキューブWeb会議センターでは、利用ニーズの検証を行なうとともに、設置場所2拠点の利用シーンや利用方法等を比較・検証。検証を通じたユーザーの反応から、商品をバージョンアップし、様々な利用用途の可能性を検討する。
設置施設の所在地は、新丸の内ビルが東京都千代田区丸の内1-5-1、豊洲フォレシアが江東区豊洲3-2-24。