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マイナポイント登録は「PayPay」トップ、登録者16.6%。ICT総研調査

ICT総研は8月31日、マイナポイント利用状況に関する、認知度・理解度や登録状況・意向、登録したキャッシュレス決済などについて調査結果をまとめた。

マイナポイント事業は、マイナンバーカード普及に向けた取り組みの1つで、9月から2021年3月までの7カ月間実施される。キャッシュレス決済サービスを提供する決済事業者を通じて、チャージ、または買い物に対して、25%の“プレミアム”が付与される。上限は5,000円相当。選べる決済サービスは1つだけ。

調査手法はインターネットユーザー10,708人へのWebアンケートで、調査期間は8月19日から20日。前回調査は6月。

マイナポイントを「聞いたことがある」は合計87.5%で、前回調査時より34.8ポイントアップ。このうち、「内容を把握している」は36.8%、「聞いたことはあるが、内容は把握していない」は50.7%で、内容を把握している人も22.7ポイントアップしているという。

マイナポイント制度の申し込みは7月1日に開始されているが、登録者は16.6%。これに「今後、登録・利用したいと思う」人を合わせると44.6%となり、半数に近い回答者がすでに登録したか、今後登録する意向を持っている状況としている。

すでにマイナポイントに登録した人の、登録したキャッシュレス決済は、PayPayが22.3%でトップ。WAON(12.0%)、楽天カード(11.0%)と続いている。以下、d払い、au PAY、楽天ペイ、nanaco、Suica、楽天Edy、イオンカード、dカード、メルペイ、LINE Payの順。電子マネーやクレジットカードに比べて、QRコード決済を選択した人がやや多いとしている。

登録したキャッシュレス決済を選択した理由は、「ふだん利用しているキャッシュレス決済だから」が72.3%と最多で、「国からの還元以外の特典が魅力的だから」、「多くのお店で使えると思ったから」と続いている。

PayPayを選択した人は選択理由として「多くのお店で使えると思ったから」を挙げた比率が27.5%と、他のキャッシュレス決済と比較して多いという。次点のWAONについては、「国からの還元以外の特典が魅力的だから」が41.3%。