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“お店でクラスター”をPayPayなどに通知。東京新型コロナ見守りサービスに5社

東京都は26日、利用者の店舗への訪問履歴を基に、新型コロナウイルス感染症のクラスター対策を行なう「店舗型東京版新型コロナ見守りサービス」のパートナー企業を決定した。PayPay、au PAYなどが参加する。

キャッシュレスサービスではPayPayとau PAYの2社、レストラン事前予約システムはfavy、事前登録チケットシステムはイベントレジストと、ヤフーのPassMarketの2社が参加する。6月27日以降、順次加盟店舗向けサービスを開始する。

PayPayの通知例

東京都のコロナ見守りサービスは、都が運営する施設で新型コロナのクラスターが発生した際に、施設の訪問履歴に基づき利用者に迅速に情報を通知するもの。東京都の施設で6月12日からスタートしたが、これを6月27日以降は民間のパートナー企業にも拡大する。

PayPayやau PAYの導入店舗や、PassMarketを通じてイベントや予約を受け付けているYahoo! ロコ、一休.comレストラン、Favyによるレストラン予約などの導入店舗で、クラスターが発生した場合は、アプリ等を通じて通知が受けられる。

PayPayの設定
PassMarketも対応

利用者は、見守りサービス利用に同意し、加盟店舗等でキャッシュレス決済等のサービスを利用し、訪問履歴を登録する。クラスターが発生した場合、店舗がテックパートナー企業(PayPayやKDDIなど)に感染情報を通知、利用者に対して感染情報が通知されるという流れ。

PayPayは6月27日からサービス開始、au PAYは開始日が決まり次第案内するとしている。なお、同サービスは、ワクチンが開発されるなど、新型コロナウイルス感染症が終息した段階で提供を終了する予定。