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業界初のスペースシェアリング専用保険。損保ジャパン

LINEによる保険金請求サービス

損害保険ジャパンは、スペースマーケットと共同で、シェアリングエコノミー業界で初となる、被害者補償型の保険「スペースシェアリングプラットフォーマー専用保険」を開発した。

カーシェアやルームシェアなどに代表される、シェアリングエコノミーは一定の浸透をしているが、発生する様々なトラブルに対して、従来の保険会社による補償では、シェア事業者や利用者のニーズに応えきれていなかったという。

今回の保険は、イベントスペースや会議室などを貸し出すスペースシェア事業者専用保険。事業者が契約者となり、契約者とスペース利用者の補償をする。利用者がトラブルによって被る修理費や怪我の治療費のほか、事業者の収益、その他の費用も補償。スペースシェアリングに関わるリスクを総合的に補償する。

2020年夏からは、LINEを使った保険金請求にも対応。事故が起こった場合、損保ジャパンとのやりとりをチャットで行なえるほか、これまで郵送する必要があった領収証や損害写真等をLINE上で画像送信することで請求できる。これにより、従来は2から3週間かかっていた保険金請求から損害の確認、支払い手続きが、最短30分に短縮できる。

同社は、一般社団法人ODR事業者協会に参画。デジタル経済の発展に伴い増加しているトラブルの迅速・公正な解決を多数の人々に提供し、トラブルによる被害者の泣き寝入りを無くす社会を目指すという。今回の取り組みはODR(オンライン紛争解決手続)の社会実現に向けた取り決めの第一歩としている。

スペースマーケットは、イベントスペースや会議室、撮影スタジオ、飲食店、住宅など、さまざまな場所を1時間単位で貸し借りできるスペースシェアプラットフォーム。