三井住友カード、Visaプリカを使った家族カード「かぞくのおさいふ」

三井住友カードは、クレジットカードとVisa プリペイドカードの長所を融合させた決済サービス「かぞくのおさいふ」を3月16日から開始した。

「かぞくのおさいふ」は、家族で共有する家計を1つに集約できるサービスで、お金の流れをキャッシュレスにし、家計管理やこどもの小遣い管理を集約できる。

家族それぞれにVisaプリペイドカードを発行し、必要な金額を割り当てて入金・使用できる。カード決済の他、Visaのタッチ決済、Apple PayやGoogle Payによる「iD」などのモバイル決済に対応する。

家計の共有ができる「共通のおさいふ」と、家族の見守りができる「個別のおさいふ」で構成され、家庭で必要に応じた単位で設定可能。「共通のおさいふ」は、家庭内の共同の家計管理者用に2枚のプリペイドカードで残高を共有でき、カードを利用すると両者に利用通知が届く。利用明細や残高が一目で分かり、家計管理が明朗になる。

「個別のおさいふ」は、家計管理者以外の家族に割り当てられ、お小遣いや仕送りとして入金された残高の範囲内で家族用のプリペイドカードで買い物できる。個別のおさいふの利用通知も家計管理者に届くため、残高を管理者が確認できる。なお、個別のおさいふは6歳以上の小学生から申込可能。また、家族間で残高の移動が可能。

共通のおさいふは、プリペイド口座が1つで、カード枚数は2枚まで。個別のサイフは、最大9つまで設定可能でカードも9枚まで発行できる。

プリペイドのため、管理者が利用枠を自由に設定可能。利用状況もアプリや通知メールで確認できるため、使いすぎを防げる。残高上限は30万円、有効期限は5年。チャージ方法はインターネットバンキングのほか、セブン銀行ATMとローソン店頭での現金チャージ。毎月1回定額や指定の残高を下回った際の「オートチャージ」にも対応する。

Webの「三井住友プリペイドマイページ」からすべてのカード明細や利用明細、残高確認などの設定が可能。「Vpassアプリ」とも連動する。また、個人資産管理アプリ「Moneytree」と連携し、チャージ残高や明細などを確認できる。