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店頭で野菜栽培して直販。ドイツInfarmとJR東が提携、紀ノ国屋で展開

JR東日本は、スマート栽培ユニットによる野菜栽培を手掛けるドイツの「Infarm(インファーム)」と提携、紀ノ国屋の店舗で2020年夏からインファームのスマート栽培ユニットを日本初導入する。

インファームは、スマート栽培ユニットによる野菜栽培を手掛けるドイツ・ベルリンのスタートアップ。スーパーマーケットや飲食店の店舗内などで野菜を栽培することで、流通過程で生じる廃棄ロスやCO2の削減を実現する。

紀ノ国屋での取扱商品は、ハーブ類やレタス類を中心に品揃えを検討しているという。

提携により、JR東日本はインファームの日本進出にあたり必要な資金を提供し、紀ノ国屋へのスマート栽培ユニット導入を推進する。インファームは、ドイツ、スイス、フランス、ルクセンブルク、英国、デンマーク、米国の7カ国で、ユニット型の野菜栽培を展開。欧州の高級レストランにも採用されているという。

インファームのスマート栽培ユニットは、無農薬で、水・肥料の使用量を削減。店頭から野菜を“採れたて”で届けるため、新鮮で豊かな風味を損わないとする。また、天候に左右されずにリーズナブルな価格を実現できるという。