ゴミ箱が情報発信。ゴミ投入で映像が流れる「PoyPort」

凸版印刷は、ゴミの投入に反応して付属のサイネージに映像を表示するゴミ箱「PoyPort(ポイポート)」の販売を、2月5日より開始する。価格は20万円から。

PoyPortは、ゴミ箱の捨て口に搭載されたセンサーが、ゴミの投入を検知し、付属のサイネージに映像を表示するゴミ箱。既存のゴミ箱でも、専用のサイネージとセンサーを取り付けることで利用できる。

ゴミ投入と連動した、くじやルーレット、懸賞などの演出が可能。具体例として、設置企業のクーポンが当たるキャンペーンや、イベントに即したプロモーションを挙げている。また、分別方法や環境への取り組みなどのコンテンツの表示による、マナー向上促進への活用も見込む。

複数の捨て口にセンサーを設置し、映像を出し分けることも可能。捨てられた日時や、どの捨て口に捨てたかのログデータが取得できる。

多言語でのコンテンツ表示に対応しており、東京オリンピックや大阪万国博覧会開催に向けた、訪日外国人への対応も可能とする。

ゴミ箱以外に、ポストや、リサイクル品、レンタル品、入館証、カードキーなどの回収ボックスでの活用も想定している。

凸版印刷は、イベント会場や観光地、公共施設などに向けて販売し、2025年度までに関連受注を含め約10億円の売上げを目指す。