PayPayの金融サービス、2020年春始動。スーパーアプリに向けて

PayPayは、金融サービスに参入することを発表。個人向けローン、ビジネスローン、投資、リボ払い、保険といった金融サービスを、2020年春から順次開始する。40%還元キャンペーン発表会の中で公表した。

金融サービスの参入では、自社でサービスを作って案内するのではなく、各金融機関と連携し、自社・他社を問わないマルチパートナー戦略で進めるという。ユーザーに向けて最も良いサービスを展開していける企業とともに、PayPayの中で金融商品を案内していきたいと説明した。ローンなどの審査も含め、PayPayの中のミニアプリで完了させる仕様を計画する。

金融サービス参入の目的は、PayPayを多機能なスーパーアプリにしていくため。金融サービスは、その様々な機能のうちの1つにすぎないことを強調した。また、PayPayが展開している決済サービスと親和性の高いものから展開するという意図で、金融サービスにいち早く着手したと話した。

2019年にヤフーとの経営統合が発表されたLINEも金融サービスを展開しているが、まだ統合をしていない現段階ではLINEは競合関係であると述べた。

金融サービスの詳細については決定次第発表する。