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フィリップス、医療用MaaSの実証事業。長野県で

フィリップスは、長野県伊那市及びMONETと協業し、医療用MaaS(Mobility as a Service)を実現するヘルスケアモビリティを完成させた。12月より伊那市の実証事業にて運用を開始する。同社は伊那市とヘルスケア領域のモビリティ事業に関しても業務連携協定を締結した。

伊那市では、医療施設や従事者の不足、移動手段が無いなど外出が困難な患者が増加しており、同社はヘルスケアモビリティを導入してその効果を実証する。

ヘルスケアモビリティは、看護師などが車両で患者宅を訪問し、車両内のテレビ電話により医師が診察。看護師は医師の指示に従って患者の検査や処置を行なう。これにより外出の必要無く医療を受けられる。

ヘルスケアモビリティの車内
ヘルスケアモビリティの機能

実証事業は2021年3月まで行なわれ、2021年4月以降は地元開業医との連携強化、中核病院との連携などによってモデルケースを確立し、国内外への展開を目指す。

フィリップスと伊那市の業務連携協定概要