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分譲マンションに居住者以外も使えるシェアラウンジ。「Brillia 上野Garden」
2019年11月26日 12:46
東京建物と日本土地建物は、11月下旬より販売開始予定の分譲マンション「Brillia 上野Garden」に居住者以外の第三者も利用可能なシェアラウンジを設置する。
Brillia 上野Gardenの所在地は、東京都台東区東上野5丁目54番。敷地面積は1,124.76m2。建築面積は574.04m2。地上19階建て。総戸数は98戸。2021年8月下旬竣工予定。
分譲マンションでは、居住者向けに共用施設を設けることが多いが、施設によって利用頻度や利用時間帯が様々で、空いている時間を外部への貸し出す検討をするケースがある。一方で、居住者のプライベートな空間である共用部に第三者が入ることに対するセキュリティ面の不安や、マンション管理組合が収益を得ることによる税務処理の手続き等が課題となり、実現に至らないことが大半としている。
Brillia 上野Gardenでは、外部からの直接動線の確保やスマートロックの設置、カメラによる監視等によりセキュリティを担保。物件全体の管理を担う東京建物アメニティサポートをはじめ、関係各社によるマンション管理組合のサポート体制構築により、課題を解決。また、居住者優先の予約ルールを制定し、運用面にも配慮した上で、共用ラウンジを「シェアラウンジ」としてレンタルスペース化したという。
シェアラウンジの使用料収入によりマンション管理組合の収益面にも寄与しつつ、居住者以外の地域住民や来街者などの交流促進を図る。
非居住者は、スペースの時間貸しプラットフォーム「スペースマーケット」で予約可能。居住者は、居住者専用サイト「Mcloud」で予約できる。予約状況については、現地のデジタルサイネージで確認でき、常に空き状況を把握可能としている。運営管理はあどばるが行なう。
なお、モデルルームであるBrillia 上野Garden ゲストサロン内も、一部を時間貸し可能なレンタルスペースとして運用予定。Brillia 上野Garden竣工に先立って、購入検討者や、地域住民などにレンタルスペースの利用体験を提供するとしている。