ローソン、完全ノンフロン化した「環境配慮モデル店舗」

ローソンは、「ノンフロン冷凍・冷蔵システム」を店内の全ての冷蔵庫・冷凍庫(要冷機器)に導入した環境配慮モデル店舗を、慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス内に9月23日に開店した。店内の要冷機器の全てをノンフロン冷媒冷凍・冷蔵機にするのは、ローソン初。

ノンフロンは、フロン類に比べて地球温暖化係数が低く、省エネルギー効果が期待できる。同店舗では、売場の要冷ケースや商品保管に使用する業務用冷凍冷蔵庫、製氷機など、店内の全ての要冷機器のノンフロン化(CO2・HC冷媒使用)を実現。省エネやフロンによる地球温暖化の抑制を目指す。

また、同店舗では、遠隔制御が可能な「蓄電池」や「LED照明」「空調機」「EV(電気自動車)専用充放電器」等を導入。さらに、スーパーバイザーが同店舗への巡回時に使用する社有車をEVとし、EV専用充放電器に接続することで同店のエネルギーの一部に使用するなど、節電・制御を通じて電力リソースの創出を行なう「バーチャルパワープラント(VPP)」への取り組みを進める。

店舗設備をIoT化し、電力ピーク時の節電制御・需給調整を実現。要冷ケースや空調機、LED照明、蓄電池、EV専用充放電器等を、外部から自動で節電制御し、店舗消費電力の外部制御を可能とする。

ローソンは、2016年度より慶應義塾大学SFC研究所と共に、VPPへの取り組みを進めており、現在、約250店舗で、LED照明・空調機などのIoT化により外部から一括節電制御・需給調整を行なっている。

ローソン慶應義塾大学SFC店の所在地は、神奈川県藤沢市遠藤5322。営業時間は月曜～土曜 8時～21時。18時30分から21時は、従業員は不在となるがセルフレジ、ローソンスマホペイで決済が可能な店舗として営業する。