気象庁は6月28日13時より、「大雨警報(土砂災害)の危険度分布」を高解像度化。土砂災害の危険度の高まっている領域を、従来の5kmメッシュ単位から1kmメッシュ単位の表示に変更し、詳細に把握できるようになる。
大雨警報(土砂災害)の危険度分布の例。上が高解像度化前の危険度分布(2018年7月6日の岡山県内の領域について実際に発表したもの)。下が高解像度化後の危険度分布(同領域について事後に再計算して高解像度化したもの) 防災気象情報の伝え方改善に向けた取り組みの一環で、市町村の避難勧告等や住民の避難行動の判断に一層活用できるようにすることが目的。この高解像度化により住民の避難が必要な範囲をより適確に示すことが可能になるとしている。
気象庁は高解像度化で、市町村が避難勧告等を発令する際の対象地域の絞り込みの判断を支援するとともに、住民に危険度の高まりを把握してもらえるよう、避難行動の判断を支援する。