LINEが新卒採用支援に参入。「LINE採用コネクト」今秋開始

LINEは、クラウド型新卒採用支援ツール「LINE採用コネクト」を2019年秋から開始する。新卒採用領域に参入する。

LINEの企業アカウントを軸として情報発信や連絡経路の確保などを行なうことで、学生に対する企業理解の促進や、連絡工数の低減などを図れるクラウド型新卒採用支援ツール。企業から学生に向けた通年採用手法の一つとして提案するもの。

採用担当者は企業アカウントから採用情報や職場の様子などを発信できるほか、個々の学生に合わせた最適な情報を送れる。一連の作業は専用の管理システムから行なうという。

学生側はサービスを利用するための手続きが不要。QRコードによってアカウントを簡単に登録でき、企業は説明会やセミナーなどに参加した学生と簡単に連絡をつけられる。

LINEではすでにアルバイト求人情報サービス「LINEバイト」や転職情報サービス「LINEキャリア」を展開しているが、「LINE採用コネクト」の提供開始によって、新たに新卒採用の領域にも参入する。企業と学生のコミュニケーション手段として新卒世代が日常的に使っているLINEを活用することで、メールの見逃しや電話の取り忘れによる面接機会の逸失を防ぐとともに、事前に労働条件を確認しやすくする狙い。応募・採用過程におけるコミュニケーションの面でのメリットを見込む。