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傘シェアの「アイカサ」、上野の約50カ所で展開。エリア限定パンダ柄

傘のシェアリングサービス「アイカサ」は、パンダのシャンシャンが誕生日を迎える6月12日より、上野エリアでサービスを開始する。JR上野駅・御徒町駅、京成上野駅や、上野エリアの博物館・美術館、商業施設など約50カ所に展開。エリア限定の柄としてパンダ柄の傘が借りられる。

アイカサは、2018年12月にサービスを開始した傘のシェアリングサービス。料金は1日70円で、1カ月の最大料金は420円。

今回、上野観光連盟、各商店会などと共同で「傘のいらない上野」の実現を目指し、上野エリアでのサービスを開始。街中で傘が借りられるため、天気を気にして自分の傘を持ち歩く必要がなくなり、雨が止んだ後は返却して手ぶらで街を楽しめるとしている。

パンダ傘のデザインは、上野にキャンパスを構える東京藝術大学の学生とのコラボで製作。外側はパンダを4面に、内側には上野の街の魅力が伝わるよう街の名所のデザインを施している。パンダ傘の利用で発生した売上の一部は、上野動物園のジャイアントパンダを保護する「ジャイアントパンダ保護サポート基金」に寄付するという。

アイカサが設置されるのは、JR上野駅・御徒町駅、京成上野駅、東京国立博物館、東京都美術館、東京文化会館、東京藝術大学大学美術館、上野の森美術館、アトレ上野店、松坂屋、丸井、多慶屋など約50スポット。

利用方法は、LINE内のミニアプリから、アイカサを友だちに追加すると、トーク画面からクレジットカード情報等の登録画面へ進める。ミニアプリで「傘を借りる」をタップし、スポットで傘のQRコードを読み取ることで借りられる。返却は最寄りのスポットで返却用QRコードを読み取り、傘立てに返却して完了。

また同期間、JR上野駅・御徒町にて、JR東日本スタートアップ、TBMとの実証実験を並行実施。TBMが開発した、石灰石が主原料の再生可能な新素材「LIMEX」を用いた傘100本を使用し、傘のシェアリングサービスを実験展開する。

ビニール傘を減らすだけではなく、シェアリングに使用する傘も地球に優しい素材で実施し、環境への負荷軽減を図る。

LIMEX傘の設置場所は上野駅公園改札外(公園口)と、御徒町駅北改札外の2カ所。