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「コクヨハク」で最新文房具の便利さと楽しさを知る。4月1日まで
2019年3月29日 20:32
コクヨの博覧会「コクヨハク」が、3月30日から4月1日の3日間、KITTE地下1階 東京シティアイ パフォーマンスゾーンにて開催される。コクヨの最新便利グッズ、アイデアグッズ、面白グッズが取り揃えられたこのイベント。メディア向け内覧会で見つけた、ユニークなグッズを紹介する。
コクヨハクは、2013年に大阪で第1回が実施され、今回で7回目。「コクヨランド 旅する遊園地」をコンセプトに、文房具の持っているワクワク感を演出するという。そして、文房具ファン、コクヨファンはもちろん、文房具に興味のない人にも見てもらい、文房具の面白さに気付き、楽しんでもらうことを目指す。
会場では、レギュラー商品以外に、限定品やコクヨの通販「カウネット」限定商品が販売されるほか、ガチャコーナーやフォトスポット、ワークショップなども用意される。
会場内は、いわゆる文房具屋とは一線を画す、華やかなイメージ。装飾の効果ももちろんあるのだが、商品自体も色とりどりで、文房具はこんなに明るいものだったのかと気付かされるラインアップが取り揃えられている。
アイデアによって生まれた便利文房具
文房具は、デジタル製品に比べると、昔ながらの物を使いがち。しかしコクヨハクに行くと、ほんの少しの、でも誰も気付かなかったアイデアによって、格段に便利になった文房具に出会える。
例えば「本当の定規」という商品。定規は一般的には目盛りを線で記しているが、この商品は面によって記している。ミリ単位で、黒の部分であれば偶数、無地の部分であれば奇数といったように、数ではなくイメージで数値を判断できるので、より正確に計測できるという。
なお本当の定規は、商品デザインを募集し、商品化をめざすコンペティション「コクヨデザインアワード」から生まれた商品。Impress Watchでレビューをした「ペーパーラップノート」もその中の1つで、会場でも販売。そのほかのコクヨデザインアワード関連商品も取り扱っている。
ノートなども、見た目にはわかりづらいため昔ながらの物を使いがちだが、様々な工夫が施されている。たとえば「ソフトリングBiz」は、その名のとおりリングが柔らかく、ノートを書くときに手に当たった際のストレスを軽減してくれる。さらに各ページの端にはメモや色を付けるスペースが設けられ、後でページを探しやすいようにもなっている。
なお、ソフトリングシリーズの販売数は、累計1,000万部とのこと。
1月にレビューで紹介した「もちはこ」シリーズもアイデアから生まれた商品といえるだろう。レビューでは新製品の「ハコビズ」、「ネオクリッツシェルフ」、「モ・バコ アップ」を取り上げたが、会場ではそれ以外の商品にも触れることができる。
そのほか、コクヨの通販 カウネットで取り扱っている商品500アイテムのうち、人気の約20アイテムを販売。ニッチながら“あるある”な不便を解決してくれる商品を取り揃える。
コクヨってこんなに遊び心があったのね
コクヨといえば、昔ながらの文房具・オフィス用品メーカーということもあり、よく言えば安心感のある、言い方を変えれば無難なイメージを持っていた。会場にはそんなイメージを覆す商品も数多く取り揃える。その1つが3月29日に発売された「戦国テンプレート」だ。
枠に沿って線を描くことで、近江(滋賀県)にゆかりのある戦国武将の家紋や旗印、陣形、馬、兵などをきれいに描けるのだが、どんなシーンで使うのかがあまりにも謎。しかしこういった商品は、使用シーンを考えるのは無粋というもの。使用シーンを見つけたときに笑えば良いのだ。これは上記の「ペーパーラップノート」にも同じことが言えるだろう。
なお滋賀県は、コクヨのキャンパスノートなどを生産するコクヨ工業滋賀がある場所。会場では滋賀県ともコラボし、滋賀県の物産販売コーナーも設けられている。
もう1つアイデア商品を紹介するならば、「100ヨシノート」だろう。これは、1ページ10行のナンバリング罫の小さなノート。上司と部下、夫婦、親子など、身近な人の良いところを100個書き出すための商品で、感謝の気持ちを高め、心の距離を縮める一助を目指す。
そのほか女性向け、学生向け、子供向けなど、多種多様で色とりどりの商品が並んでいる。中にはコクヨハク限定品もあり、またプレゼントも用意されている。
イベントや企画は、工作やマスキングテープアートをテーマにしたワークショップや、“中身はお楽しみに”としている「コクヨビッグガチャ」、人が隠れることができる大きさの「ビッグ野帳」というフォトスポットなどを用意。
文房具を買いに行く、探しに行くというよりも、遊びに行く感覚で足を運べば、素敵な出会いがあるだろう。