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JR東日本、傘の忘れ物保有期間を3カ月から1カ月に変更

JR東日本では、駅等で保管する傘(ビニール傘、日傘、折りたたみ傘含む)の忘れ物に関して、4月1日の警察への届け出分から、保有期間を3カ月から1カ月に変更する。

傘の忘れ物保管状況

忘れ物の取り扱い件数は年々増加傾向にある一方で、返却率は3割程度にとどまり、傘については1割程度と低く、移管先の警察署における保管スペースの逼迫状況が深刻な問題になっているという。

遺失物法では、忘れ物は警察に提出後3カ月保管されることになっているが、JR東日本のような「特例施設占有者」は警察に提出せずに自社で保管でき、大量安価な傘などの物品は、保管の届出をした翌日から2週間以内に落とし主が見つからなかった場合、売却や廃棄など処分できる規定がある。

この規定を活用するよう警察からの要請を受けていることから、持ち主の特定できない傘の保管期間を1カ月に変更するとしている。

忘れ物の取扱いフロー

またJR東日本は、警察と連携したスマホ、傘などの忘れ物防止を呼び掛ける注意喚起動画を2月18日より山手線、中央快速線、京浜東北線、京葉線、埼京線、横浜線、南武線、常磐線各駅停車(E233系)、中央・総武各駅停車のトレインチャンネル、および異常時案内用ディスプレイ、JR東日本公式Facebookにて配信する。動画にはクリエイティブチーム「AC部」が制作したキャラクター「イルカのイルカくん」を採用している。