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福岡市内のローソンでLINEウォレットを活用した初の店頭販促
2019年1月15日 17:25
LINEは、「LINEウォレット」を活用した初の店頭販促キャンペーンの実証実験を、福岡市内のローソン全店舗(約200店舗)において開始した。キャンペーン期間は1月15日から31日。
今回の実証実験で展開されるキャンペーンは、LINEユーザーであれば誰でも参加可能で、小売店舗側も、LINEウォレットをプラットフォームとすることにより、従来のシリアルコードやレシート、自社アプリを利用した店頭キャンペーンよりも手軽に、購買データを取得できるキャンペーン実施が可能になるとしている。
また、LINEウォレットを利用した店頭キャンペーンおよびLINE Beaconを利用したキャンペーン告知は今回が初の試みとなる。
ユーザーは、LINE公式アカウントや「LINE Beacon」によりローソン店頭で告知されるキャンペーン画面からエントリーできる。
エントリー後、期間中に対象のドリンクを福岡市内のローソンで購入する際に、LINEウォレットのマイカードから「ローソンバーコード」を提示すると、合計金額から30円引きされる。また、ユーザーの中から抽選で50名に、LINEポイント1,000ポイントがプレゼントされる。
対象商品は、三ツ矢サイダー500mlPET、キリンファイア挽きたて微糖185g缶、ボスとろけるカフェオレ500mlPET、コカ・コーラゼロ500mlPET。
LINEでは、LINE関連サービスを活用することで、店頭オペレーションの軽減や店頭POPの削減、キャンペーン参加の促進、購買行動の把握といった店頭販促における課題を解決することを目的に、店頭販促に特化したソリューション「LINE Sales Promotion」を提供しており、今回の実証実験はその一環。
実証実験の目的は、経済産業省により作成された標準購買履歴データフォーマットを活用しキャンペーン参加データを集積することで、生活者、メーカー、小売店、プラットフォーマーそれぞれの視点から購買データ活用の価値をはかり、今後の小売り・流通業におけるデータ利活用施策の検討、および全国展開に向けた課題の洗い出しを行なうことなど。
集積された購買データは、アサヒ飲料、キリンビバレッジ、サントリーフーズ、日本コカ・コーラといった本キャンペーンの参加メーカー各社にレポート形式で共有。各社が店頭購買における購買データ取得、活用の可能性を検討できる仕組みの構築するという。
なお、標準購買履歴データフォーマットとは、レシートの印字項目を網羅的に洗い出し、同じ意味の項目は同じタグに格納するなどの整理を行なうことで、購買履歴データを流通させる際の基本的な仕様を定義したJSON形式のデータ。経済産業省が2018年6月に策定。