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LINEが渋谷公会堂のネーミングライツを取得。'19年秋開館

LINEは、渋谷公会堂のネーミングライツプロモーションパートナー(ネーミングライツ事業者)に選出された。新名称については決定次第発表予定だが、「LINEの名前を通じて、渋谷公会堂がより身近な存在となることを目指す」としている。

北側からの外観

また、アミューズが代表企業となり、パシフィックアートセンター、LINEの3社で構成される「渋谷公会堂プロジェクトチーム」が、渋谷公会堂の施設管理・運営を行なう指定管理者に決定した。契約期間は2019年2月1日から2029年3月31日。

指定管理者としては、アミューズの本業であるエンターテインメントを軸に、電子チケットサービス「LINEチケット」やモバイル送金・決済サービス「LINE Pay」、ライブ配信サービス「LINE LIVE」などを積極的に採用し、これまでにない体験や価値を創出。あらゆる世代に、多彩な文化・芸術を発信する次世代型ホールを目指すという。

LINEと渋谷区は2016年8月に、行政サービスのIT化/高度化を通じた地域課題解決に向けて「シブヤ・ソーシャル・アクション・パートナー協定」を締結。子育て支援情報の配信や、ごみの分別・粗大ごみに関する問い合わせサービスなど、LINEを活用した取り組みを行なってきた。

渋谷公会堂は、1964年の東京オリンピックにおいて重量挙げの会場として使用。その後も国内外のミュージシャンによるコンサートライブをはじめ、様々な催しが行なわれた歴史あるホールとして、「渋公」の愛称で親しまれてきた。所在地は、渋谷区宇田川町1番1号。

現在は、渋谷区新庁舎と一体的に建替えを行なうため2015年10月より一時閉館。2019年5月末の竣工、同年秋の開館に向けた準備が進められている。

建替え後は、地上6階、地下2階、塔屋1階。建設面積は、2,228.09m2。収納人数は1,956人(オーケストラピット126席含む)。

公園通りからの外観