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BS 4K放送対応で9万円。ハイセンスのテレビがいちはやくBS4Kに対応できた理由

12月1日に放送開始する新4K衛星放送(BS4K)。テレビメーカーから対応テレビも徐々に発売されているが、まだ数は多くない。先陣を切った東芝と、4Kだけでなく8Kにも注力しているシャープらは対応製品を発売しているが、日本の大手メーカーでもソニーやパナソニックはまだBS4K対応テレビを発表していない。

ハイセンス「50A6800」

東芝、シャープ、三菱電機に次ぐ、4社目のBS 4K対応テレビを発売するのは、ハイセンス ジャパン。家電に詳しくない人にはなじみがないかもしれないが、ハイセンスは、テレビ市場では世界シェア3位のグローバルメーカーで、テレビ以外にも冷蔵庫や洗濯機といった生活家電も多数展開している。

ハイセンスジャパンのBS4K対応テレビ「A6800シリーズ」の特徴は、BS4K対応とともにその価格だろう。50型の「50A6800」が10万円前後、「43A6800」が9万円前後で、4Kテレビの中でもかなり割安な部類。BS 4Kチューナー搭載テレビの初値としては最安といえる。

43A6800

「安いテレビ」というと、最近では「格安テレビ」、「ジェネリックテレビ」と呼ばれる製品もあるが、A6800シリーズは、東芝映像ソリューションと共同開発した映像エンジン「レグザエンジンNEO」を搭載。東芝のテレビレグザシリーズの映像技術を取り込み、高画質化やBS 4K対応を実現。HDR表示にも対応する。

なぜ、ハイセンスのテレビが「レグザエンジンNEO」を搭載しているのか?

実は、東芝のテレビ事業を手掛けていた東芝映像ソリューションが、2018年3月にハイセンスグループ子会社となり、開発や製品企画の一部で協力関係となった。そのため、ハイセンスジャパンにもそのノウハウや技術を共有し、結果、いち早くBS4K対応や高画質化、日本仕様の高機能などが多数盛り込まれたという。

ハイセンスジャパンでは、レグザエンジンNEOを今後発売する高付加価値モデルに順次搭載し、日本市場での売上やシェア拡大を目指す。詳細はAV Watchで紹介している。

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