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モスバーガーにセルフレジ。実験導入店舗ではレジ回転数1.5倍

モスフードサービスは、モスバーガーの東京1店舗、関西6店舗に、無人レジで会計するセミセルフレジを11月に導入する。

セミセルフレジ使用イメージ

実験導入店舗では、会計に要する時間が1人当たり最大5秒程度減少し、昼のピーク時のレジ回転数が約50%向上、オーダー数で60オーダーから90オーダー程度へ増加したという。

セミセルフレジでの注文から支払いの流れについては、まずは有人カウンターにて商品を注文。オーダーは電話やインターネットによる事前注文も可能。次にセミセルフレジにて支払い、商品を受け取る。

セミセルフレジ 支払い方法選択画面

支払いは現金、クレジットカード、電子マネーに対応。クレジットカードは「VISA」「mastercard」「銀聯」、電子マネーは「楽天Edy」「交通系IC」「モスカード」に対応している。

導入店舗(カッコ内は導入日)は、東京がワンザ有明店(11月7日)、関西が江坂店(11月7日)、西宮マルナカ店(11月13日)、扇町関西テレビ前店(11月14日)、京阪守口店(11月15日)、西宮北口店(11月20日)、四条河原町店(11月22日)。

導入の狙いは、店舗スタッフが慢性的に不足する中での店舗運営の効率化。既存のレジ機器を活用した上でセミセルフアプリケーションと自動釣銭機を追加する方式のため、導入コストは極力削減できているという。

また利用者にとってのメリットとして、ピーク時のレジ回転数の向上により、レジ待ち時間が短くなる点をアピールしている。

今後は、セミセルフレジの導入を拡大するとともに、フルセルフ方式の採用も含めて最適なシステムの開発・導入を進めていくとしている。