『ハートブレイカー』 |
|
【コメディ】
2001年 アメリカ 124分
1月19日よりニュー東宝シネマほか全国東宝洋画系にて公開
監督:デヴィッド・マーキン
出演:シガニー・ウィーバー、ジェニファー・ラヴ・ヒューイット、ジーン・ハックマンほか
配給:ギャガ・ヒューマックス共同配給
|
|
母マックスと娘のペイジは、手を組んで金持ちを騙す結婚詐欺の常習犯だ。セクシーなボディと巧みな話術で男心を操ってきた2人だったが、修業の足りないペイジはある時ターゲットとして狙った男性と恋に落ちてしまう。
シガニー・ウィーバーが、色気ムンムンの中年結婚詐欺師を演じる。この設定だけでまず笑える。そして、彼女に騙されるチンピラ役を演じるのがレイ・リオッタだ。これでまた笑える。シリアスさとコミカルな部分を同時に表現できる2人の役者がそろったからこそ、本作はストーリーに描かれた世界以上の広がりを持つことができた言えよう。
実を言うと、この作品はリオッタのためのものだと思う。彼が演じる男はことごとく惨めで情けないのだが、しまいには良い人そうな気配まで漂わせ、キュートな魅力を女性陣以上に振りまいているのだ。脇役とはいえかなり目を引いてしまうし、主演の2人を食っている感もある。彼がいるのといないのとでは作品の出来に大きな違いがあったと、そう思えるほどにいい味を出している。
【関連サイト】
・OFFICIAL SITE
http://www.gaga.ne.jp/heartbreakers/
(C) 2001 METRO-GOLDWYN-MAYER PICTURES INC. ALL RIGHTS RESERVED.
|