『青い夢の女』 |
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【サスペンス】
2000年 フランス、ドイツ 122分
12月22日よりシネスイッチ銀座、渋谷シネ・アミューズにて公開
監督:ジャン=ジャック・ベネックス
出演:ジャン=ユーグ・アングラード、エレーヌ・ド・フジュロールほか
配給:アミューズピクチャーズ、ザナドゥー
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人妻オルガは、暴力的なセックスの異常な快感を告白する。精神分析医ミッシェルは彼女の妖しい魅力に取り付かれ、自らもカウンセリングに通い始める。ある日、オルガの告白中につい居眠りをしてしまった彼が目覚めると、オルガは死体となっていた。自分が殺したのでは…、そんな不安にかられたミッシェルは、死体をどうにか隠そうと奔走する。
ジャン=ジャック・ベネックスが、やっと動き始めた。『ベティ・ブルー/愛と激情の日々』のファンも、『ディーバ』ファンにも待望の新作である。一見サスペンス・タッチで、細かいサブストーリーと怪しい登場人物が、シリアスにコミカルに絡み合い、だが終わってみるとそこに力点はない。
美女の死体処理に大弱りの精紳分析医にはドタバタの笑いがあり、死体の秘密を知るホームレスが謎を呼ぶ。暴力夫は女と共に消えた70万フランを追い、精神科医はそこに巻き込まれる。それなのに、ラストはなぜかハッピーである。青い夜と色とりどりの光が印象的で、不思議な世界観と映像はまだまだ健在だ。まずは、祝、再始動である。
【関連サイト】
・OFFICIAL SITE
http://www.aoiyume.jp
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