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西川、一人一人に合った掛ふとんをデジタル診断「SLEEP INDEX」
2025年3月10日 08:00
西川は、SLEEP TECHを活用した掛けふとんのデジタル診断サービス「SLEEP INDEX」を、3月7日より公式オンラインショップで開始した。
SLEEP INDEXは、24年8月末から店頭サービスとして導入されている、独自理論に基づいた掛けふとんのデジタル診断サービス。年齢、性別、体型や、地域、住環境といった要素から、一人ひとりの睡眠に合った掛けふとんを診断する。
近年、マットレスや枕は、睡眠の質の向上を図り、一人ひとりの体型に合わせた商品が数多く販売されている。一方、掛けふとんは季節の気温変化を目安にした商品提案が一般的で、個人差に合わせるケースは少なく、また「どの掛けふとんを選んだら良いかわからない」という声も多くあることから、西川の研究機関「日本睡眠科学研究所」と協働で、SLEEP INDEXを開発した。
開発にあたっては、住環境の異なるメンバー10名が約1年間にわたって寝室の温度・湿度を測定した実証データと、日本睡眠科学研究所が有する理想的な寝床内環境(ふとんと体の間にできる空間の温度・湿度)の知見、睡眠科学の最先端技術を駆使し、掛けふとん選びの新たな独自理論を構築。
性別・年齢・身長・体重による基礎代謝量、地域、季節別の寝室の温度、居住タイプから眠りの快適指数「Si」(保温の目安)を算出し、その指数を基に一人ひとりの睡眠に合った、冬、春・秋、夏の季節ごとの理想的な掛けふとんを導き出し、季節ごとの寝具2~3パターンを提案する。
SLEEP INDEXにより、「春や秋の中間の季節はどんな掛けふとんが快適?」、「寒く感じるので、今使っている掛けふとんに一枚プラスするとしたら、どんなものが良い?」、「年間を通して使える掛けふとんは?」などの悩み・疑問を解消するとしている。
SLEEP INDEXは、室温別の寝具の組み合わせ理論をもとに提案をする。素肌にシャツを着ると肌とシャツの間に空間ができるように、体と寝具の間にも小さな空間ができる。この空間の温度や湿度を「寝床内環境」という。
理想的な寝床内環境は、温度が33±1℃、湿度が50±5%RH(RH:相対湿度)であることが、日本睡眠科学研究所の実験結果からわかっているという。また、掛け寝具には主に「保温性」「吸透湿性」「放湿性」「軽さ」「フィット性」の5つの機能が求められ、身体の生理的な変化に合った寝具を使用することで、眠りの質が向上するとしている。
寝床内環境を適正に保つためには、季節や室温に応じて寝具の種類や素材を組み合わせることが大切という考えから、西川では室温ごとの掛けふとんの組み合わせを、それぞれのふとんの重さの目安まで含めて提案している。