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セブン、MLBとパートナーシップ契約 メジャー開幕戦にイチロー氏も期待

セブン‐イレブン・ジャパンは、MLBとパートナーシップ契約を締結した。また、3月18日・19日に開催にする、2025年シーズンの開幕戦となるロサンゼルス・ドジャース対シカゴ・カブス「2025 MLB Tokyo Series presented by Guggenheim(MLB東京シリーズ)」のオフィシャルスポンサーとなる。

セブン‐イレブン・ジャパン 執行役員 岡嶋則幸氏はパートナーシップ契約について、「MLBでは多くの日本人が活躍し、夢と希望を与えてくれている。多くのお客様にその楽しさを提供したいという考えから、一緒に取り組みができないかというお声がけをさせていただいた」と説明。2027年までの複数年契約で、中長期的に連携しながら、メジャーリーグベースボールをもっと身近に楽しめる施策を検討する。

セブン‐イレブン・ジャパン 執行役員 岡嶋則幸氏

その一環として、メジャーリーグ開幕戦キャンペーン第1弾となる、MLB東京シリーズの開幕戦チケットプレゼント企画を、3月1日~10日の期間で実施。一度に700円(税込)または636円(税別)買うたびにレシートにシリアルナンバーを1つ印字し、シリアルナンバーを集めて応募した人から50名(25名×2試合)にチケットをプレゼントする。

また、3月15日・16日に開催される読売ジャイアンツ/阪神タイガース対シカゴ・カブス/ロサンゼルス・ドジャースのオープン戦チケットを、100名(25名×4試合)にプレゼントする。試合は開幕戦、オープン戦ともに東京ドーム。チケットのほか、オリジナルMLBクッション、オリジナルMLB QUOカードPayを賞品として用意する。

キャンペーン第2弾として、3月1日~20日の期間、「MLB応援チキンセット」を販売する。価格は756円で、通常価格の964円より割安となる。数量限定のMLBボックスも用意する。

第3弾・第4弾では、おにぎり・寿司を一度に2個を買った人を対象に、メジャーリーグ開幕戦限定グッズをプレゼントする。景品がなくなり次第終了。

今後も年間を通じて、MLBのオールスターゲームやワールドシリーズの際に盛り上げる施策を検討する。

イチロー「メジャー開幕戦はワールドチャンピオンを間近で見られる貴重な機会」

発表会では、日米野球殿堂入りを果たしたイチロー氏が登壇。イチロー氏はセブン‐イレブン・ジャパン50周年のアンバサダーを務めており、セブン‐イレブンの地域、健康、環境配慮に向けた取り組みを体験するコンテンツを公開している。

イチロー氏はメジャー開幕戦が日本で行なわれることについて「ワールドチャンピオンのドジャースを間近で見られることは今後もあるのだろうか、というくらいに貴重な機会。大谷翔平選手、山本由伸選手、佐々木朗希選手がいて楽しみだし、特に佐々木選手はアメリカでプレーする前に日本でプレーするという特殊なケースなので、そこも注目しています」とし、カブスの今永昇太選手と鈴木誠也選手にも注目してほしいとも話した。

イチロー氏自身もメジャーリーガーとして日本でプレーした経験があり、その時の印象について「日本代表の気持ちが生まれ、また日本のファンに囲まれて練習、試合をすると、こんなに熱い想いで見てくれているんだと実感できました」と述べた。

日本選手で初めてアメリカ野球殿堂入りしたものの、満票ではなかったことについては「満票だったら面白いと思っていたので、99.7%と聞いた時は残念に思いました。でも後で、その票数が1票だったと聞いて、自分にとって完璧だなと。人は完全にはなれない、不完全であることわかっていても、自分にとっての完全を目指して、足りていないの繰り返しです。満票だとストーリーがない。あと、もし満票だったらアメリカでは『ジーターでも満票じゃないのに、なんでイチローは満票なの?』という声が必ず出ます。そういった意味でも、1票入らなかったのは完璧だったんですよ」とし、「その1票の人が誰かわからないんですが、自宅に招待してお酒を飲みたい」と笑った。

岡嶋氏からイチロー氏へ、殿堂入りのお祝いが送られた

セブン‐イレブン・ジャパンとMLBのパートナーシップ契約については、「長年過ごしてきたメジャーリーグとセブンさんが手を取り合うというのは、ものすごく感慨深く、うれしいです。日本で開催される大事なゲームを、より多くの人に楽しんでもらい、また知ってもらえる機会。こういうことが浸透していくことを期待しています。僕自身はセブンさんと一緒に、明日の未来、明日の笑顔を作るという取り組みを今後も継続していきたい」と話した。