ニュース

サントリー、ビールじゃない「オールフリー」ノンアルサワー

サントリーは、ノンアルコールビールを展開する「オールフリー」ブランドから、ノンアルのサワーテイスト飲料「オールフリー クリア」を4月22日に発売する。レモン&ライムとビターオレンジの350ml缶をラインアップし、価格は141円。

オールフリーブランドでは、ノンアルコールビールテイスト飲料を2010年に発売。「アルコール度数0.00%」「カロリーゼロ」「糖質ゼロ」「プリン体ゼロ」を特徴としている。ノンアルコール飲料市場のさらなる需要拡大に向け、サワーテイストのオールフリー クリアをラインアップに追加する。

オールフリー クリア レモン&ライム、ビターオレンジはそれぞれ、レモンピールエキス、オレンジピールエキスを使用することで、苦みや複雑な味わいを実現したという。サワーのような甘くない爽快さと、「アルコール度数0.00%」「カロリーゼロ」「糖質ゼロ」「プリン体ゼロ」が特徴となる。

パッケージは、グラスのイラストを背景に、「ALL FREE」ロゴと「新!サワーテイスト」のアイコンを配し、“爽快なサワーテイストのオールフリー”であることを表現している。

また、従来商品のオールフリーおよびオールフリー ライムショットをリニューアル。パッケージ変更や、中味の原料配合の見直しを行なっている。

サントリーはノンアルコール飲料市場に力を入れていくとしており、2025年にはマーケティング費用として対前年約1.3倍にあたる約50億円を投資する。ノンアルコール飲料市場の2025年販売数量は対前年103%と推定されるが、サントリーでは同110%を目指す。

2024年のノンアルコール飲料市場は約4,580万ケース(対前年111%)と、10年前の2014年から約1.6倍に拡大。健康意識の高まりやライフスタイルの変化による飲用シーンの多様化、ラインアップ拡充などにより、2030年には5,600万ケース規模になると推定している。

こうした動きの中でサントリーは、ノンアルコール飲料を「アルコール0.00%のお酒」と位置付け、ノンアルコール飲料を通じてお酒がもつ価値や魅力を伝え、「酒類文化の伝承」に取り組む。