スカパーJSAT、2.3億ドルで自社衛星コンステレーション構築

スカパーJSATとPlanet Labs PBCは、Planetが開発する次世代光学観測衛星「Pelican」を採用した低軌道衛星コンステレーション構築に向けて協業を開始した。

スカパーJSATは、これまで自社で保有する静止軌道の衛星を利用した事業を中心に展開していたが、米国で新たに設立するJSAT Beyond Innovation LLCを通し、約2億3,000万ドル(約352億円)を投資。衛星コンステレーションを自社で構築し、地球観測衛星事業に本格的に参入する。

衛星コンステレーションを自社保有することで、安全保障分野などでの地球観測衛星データの安定供給能力を強化。防災・減災分野などの需要を取り込むと共に、データ解析力を活用した新たなニーズも開拓する。

JSAT Beyond Innovationは、スカパーJSATの米国100%子会社であるJSAT Internationalを通じて設立。同社が衛星コンステレーションの構築・保有主体となり、スカパーJSATと共に事業を推進する。