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グランドセイコー、岩手山の尾根筋を表現する新作
2025年2月4日 10:00
セイコーウォッチは、グランドセイコーの新作として、岩手県の岩手山をダイヤルで表現した限定モデルを5月10日に発売する。機械式の腕時計で、価格は146万3,000円。数量は世界1,200本限定、うち国内は700本。
「グランドセイコー エボリューション9 コレクション」に追加される機械式ムーブメント搭載モデルの新作で、岩手山をダイヤルで表現したのが特徴。
グランドセイコーのメカニカルモデルの製造を担う「グランドセイコースタジオ 雫石」は、岩手山を臨む地にある。本作のダイヤルは、岩手山に刻まれた“悠久の時の流れ”にインスピレーションを得たもの。新たに開発された放射状に広がるダイヤルパターンは、鳥瞰で見る岩手山の尾根筋がモチーフになっている。また、岩手山の静澄な空気や水がクリアブルーのカラーリングで表現され、ダイナミックな稜線が浮かび上がるデザイン。
ケースとブレスレットには、ステンレススチールとして世界最高レベルの耐食性を備えた「エバーブリリアントスチール」を採用する。特にヘアライン仕上げの部分は、より白く輝くとしている。この素材は、高級腕時計に使用されている一般的なステンレススチールの1.7倍以上のPREN(孔食指数)値を有している。
ムーブメントは自動巻きでグランドセイコー専用の機械式ムーブメント「キャリバー9SA5」が搭載される。高効率な「デュアルインパルス脱進機」、2つの動力ぜんまいからなる「ツインバレル」を搭載し、毎時36,000振動(10振動/秒)のハイビートながら、パワーリザーブは最大約80時間を実現している。また、独自の水平輪列構造で薄型化も図られている。ムーブメント表面には繊細なストライプ模様の「雫石川仕上げ」が施される。精度は平均日差+5~-3秒、携帯時は+8~-1秒。石数は47石。
防水性能は10気圧防水。風防は内面無反射コーティングのボックス側サファイアガラス。本体サイズはケース径が40mm、厚さが11.7mm。