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d払い、圏外でも支払いできる新機能

NTTドコモは、「d払い」にネットワークに接続していなくても支払いできる機能を1月下旬から追加する。これにより、地下などの電波が届きにくい場所や混雑している場所、通信障害時でも、「d払い(コード決済)」での支払いが可能となる。

この新機能(ネット未接続で支払い)は、事前の設定等は不要。ネットワークに接続していない場合やネットワークが不安定な場合、自動的に同機能専用の支払い画面に切り替わる。同機能は、表示した支払い画面を、お店が読み取る方式(ストアスキャン)のd払い加盟店でのみ利用可能となる。

同機能利用時の、支払い上限金額は支払方法ごとの利用上限金額と同じ。ただし利用上限回数は、24時間で5回まで、30日間で10回までに制限される。また、支払い完了後は支払い完了画面に切り替わらず、決済音も鳴らない。利用履歴はネットワークに接続されたときにレシートメールやd払いアプリ利用履歴から確認可能となる。

ネット未接続時の支払いでもdポイントは付与されるが、dポイントを利用した支払いはできない。また、支払い方法は、dカード、電話料金合算払い、d払い残高に対応するが、dカード以外のクレジットカードでの支払時には同機能は利用できない。

コード決済における課題である、ネット接続が不安定な場合の支払については、PayPayが先行して「オフライン支払いモード」に23年6月から対応している。d払いの新機能では、支払上限が設定されていないなどの違いがある。