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アマゾン、ショッピング用AIアシスタント「ルーファス」

Amazonは7日、日本の一部ユーザー向けにAIアシスタント「Rufus(ルーファス)」のベータ版を提供開始した。今後テスト期間を経て、多くのユーザーへの拡大を予定している。

Rufusは、Amazonショッピングアプリ上で使える生成AI活用の「ショッピングアシスタント」。Amazon.co.jpの商品とWeb上の情報を学習し、ユーザーの購入意向、商品、比較に関する質問に回答し、それに伴うおすすめの商品を表示。Amazonでの買い物時に商品を見つけやすくなるようサポートする。

Rufusは、一部のユーザー向けにAmazonショッピングアプリで提供。アプリ右下のRufusアイコンをタップするとチャットボックスが画面に表示され、チャットボックスから質問できる。

例えば、「スムージーを作るには何が必要?」といった買い物の起点となる調べものや、「トレッキングシューズとランニングシューズ、どちらを買うべき?」といった比較をする質問、「この商品の耐久性はどう?」といった質問にRufusが応答。希望に沿った商品を探しやすくする。

商品カテゴリの中で、「ヘッドホンの種類」「コーヒーマシンの種類」といった大まかな商品検索が可能なほか、「登山に必要なものは?」「屋内庭園を造りたい」といった幅広い質問から、やりたいこと、イベント、目的やニーズに応じて必要な商品を検索して探しやすくする。例えば、Rufusが安全ベルト、登山用の靴や手袋、育苗ポット、ガーデニング用の土、植物育成ライトといった購入可能な商品を提案し、ユーザーは続けて詳しい検索を行なえるようにする。

「リップグロスとリップオイルはどう違う?」「電気カミソリの種類を比較して」といった比較を伴う質問にも対応。また、「先生に何をプレゼントすればいい?」「5歳児と雨の日に遊べるゲーム」など、商品名やカテゴリではなく、目的から商品を探せるようになる。

商品詳細ページでは、レビューなどの概要も確認可能。「このテニスラケットは初心者向け?」「このジャケットは洗濯機で洗える?」などの質問に、商品詳細やレビューから回答してくれる。