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Meta Questに「v71」配信 OSデザイン変更など大規模アップデート
2024年11月5日 12:36
Metaは、VR/MRヘッドセット「Quest」シリーズ向けの最新ソフトウェア「v71」の提供を開始した。ユーザーには順次提供される。内容はOSのデザイン変更を含む大規模なものになっている。
v71では、Horizon OSのデザインが調整される。ディスプレイテーマの「ダークテーマ」と「ライトテーマ」の両方が、視認性と読みやすさを考慮して最適化される。パネルの見え方や動作、コントロールバーの位置、さまざまなUIの色などにも変更が加えられる。
項目が増えていた「設定」メニューは、新しいデザインとレイアウトになり、より直感的に操作できるよう整理される。ただし、改善の余地があるとして、さらに向上させる予定。また、設定内の検索機能が改善され、探しているものを見つけやすくなる。
トラベルモードは、新幹線などの列車での利用をサポートするよう機能が拡張される。
v71では、「Link」機能がデフォルトで有効になる。これにより、Meta Questヘッドセットと互換性のあるPCに接続しやすくなる。
PC上のMeta Quest Linkアプリの機能も拡充される。従来通りMeta Questの「リモートデスクトップ」アプリを起動してPCのデスクトップにアクセスできるが、PC上のMeta Quest Linkアプリからも直接行なえるようになる。また、「リモートデスクトップ」はQuestのクイック設定に移動され、すぐに利用できるようになる。ヘッドセットからPCへは、高画質な映像のキャストも可能になる。
新しいカレンダーアプリ「Meta Quest カレンダー」が導入される。Google カレンダーとOutlook カレンダーと連携でき、スケジュールを簡単に確認できる。「Meta Horizon Worlds」で登録してるイベントや、招待された「Meta Horizon Workrooms」のミーティングの予定も管理できる。
空間ビデオの再生は、モバイルアプリからヘッドセットにデータを転送する必要があったが、v71では「Horizonチャット」内で、空間ビデオを含めた動画を簡単に共有できるようになる。
Meta Horizonモバイルアプリから簡単に動画を友達のヘッドセットに送信して再生したり、ヘッドセットからモバイルアプリに送信したりすることも可能。これにより、チャット中に面白い動画を共有したり、空間ビデオを友達に送信して、まるでその場にいるかのような体験をしてもらうことが、これまで以上に簡単にできるとしている。
「音量ミキサー」が搭載され、通話音量やアプリ、メディアの音量を、それぞれ調整できるようになる。これにより、Spotifyを聞きながら友達とチャットするなど、マルチタスクで利用するユーザーが音の環境を調整しやすくなる。