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ビックロ跡地に「ユニクロ 新宿本店」 新宿に「世界中の本店」
2024年10月23日 17:38
ユニクロは25日、「ユニクロ 新宿本店」をオープンする。日本では4年ぶりとなるグローバル旗艦店で、「ユニクロ 新宿西口店」「ユニクロ 新宿高島屋店」「ユニクロ 新宿東南口フラッグス店」「ユニクロ 新宿三丁目店」に続く、新宿エリア5店舗目。
新宿本店は全3フロアで構成され、ウィメンズ、メンズ、キッズ、ベビーのフルラインナップを取り揃える。1階ではカシミヤ製品を中心に展開。27店舗目となる「UNIQLO FLOWER」も取り扱う。
2階にはグループブランドの「PLST」「コントワー・デ・コトニエ」「プリンセス タム・タム」の売り場も設置。欧米のみで販売されていた特別コレクション「SPECIAL EDITION FROM EU/US」を新宿本店とオンラインストア限定で発売する。また、店内で飲食ができる「UNIQLO COFFEE」も展開し、「新宿中村屋」「追分だんご本舗」のスイーツも販売する。
3階ではリペアやリメイクサービスを提供する「RE.UNIQLO STUDIO」や、オリジナルTシャツを作成できる「UTme!」を設置。新宿に本店を持つ有名企業とのコラボTシャツも販売する。コラボ先は「世界堂」「新宿中村屋」など全8社。
新宿を本店とした理由について、ファーストリテイリンググルーブ執行役員の遠藤正寛氏は、「世界一の乗降客数を誇る新宿駅を擁する新宿は、多様なカルチャーが交差する国際的な街。新宿の中心であるこの地に、世界中のユニクロ店舗の本店を位置づけたい」とコメント。新宿を百貨店ならぬ百貨街と捉え、新宿の街を盛り上げる情報発信拠点として、街全体を活性化させたいと意気込みを語った。
かつて家電量販店のビックカメラとコラボレーションした「ビックロ」を展開していたが、今回はビックロとしての再オープンは見送った。ユニクロ新宿本店 トータルプロデューサーの佐藤可士和氏は「ビックロは当時大きな話題となったが、常に新しい挑戦を続けたい。新宿本店では新たなコンセプトで、より現代のニーズに合った店舗を目指した」と話した。
また、新宿には既に4店舗を展開しているが、「新宿は国内外から多くの人が集まるエリアであり、多様なニーズに応えるためには5店舗が必要」と説明。各店舗はそれぞれ異なる役割を持ち、新宿西口店はビジネスパーソン向け、新宿高島屋店はファミリー向けなど、顧客のニーズに合わせた棲み分けを行なっている。
オープン記念として、10月25日~27日の3日間、10,000円以上購入した人に「ラウンドミニショルダーバッグ 3WAYコンパクト」を毎日先着でプレゼントする。また、来店者には「文明堂 特製ロゴ入りどら焼き」を配布する。営業時間は10時~22時。