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大阪サウスゲートビル、大規模リニューアル 29年グランドオープン

JR西日本ステーションシティ、大丸松坂屋百貨店、JR西日本SC開発の3社連携による、大阪ステーションシティ・サウスゲートビルディングの大規模リニューアル計画が始動する。地下2階から地上15階の商業エリアを全面刷新し、2029年にグランドオープンする予定。

大阪駅西エリアでは、「JPタワー大阪」「イノゲート大阪」の開業、うめきた2期エリア「グラングリーン大阪」の先行まちびらきなど、新エリアが続々と誕生している。この流れをさらに進めるため、大阪駅に直結するサウスゲートビルディングを全面刷新。個性的な商業施設として再構築することで、大阪駅南エリアの特色を際立たせ、大阪駅周辺のさらなる回遊性向上と活性化を図る。

サウスゲートビルディングの開業は2011年で、大規模リニューアルは開業以来初。2025年秋から約4年をかけて、施設全体を段階的にリニューアルする。

新たな商業エリアについては、、地下2階から9階を大丸松坂屋百貨店が、10階から15階をJR西日本SC開発が運営する計画。大丸松坂屋百貨店の親会社であるJ.フロントリテイリングは大丸梅田店を関西圏での重要な拠点と位置づけており、国内外からの広域な集客実現のためフロア構成の抜本的な見直しを予定している。

また、ノースゲートビルディングでファッションビル「ルクア大阪」を運営するJR西日本SC開発が、ルクア大阪との買い回りや相乗効果が期待できる専門店を集積させたショッピングセンターを新たに開発。ファミリー層やインバウンド需要の取り込みを図る。

サウスゲートビルディングの規模は、地下4階、地上27階、敷地面積約10,075m2、延床面積約171,000m2

周辺ではJPタワー大阪、イノゲート大阪の開業、グラングリーン大阪の先行まちびらきのほか、'25年春には都市型ショッピングセンター「うめきたグリーンプレイス」が開業予定。'26年以降もノースゲートビルディングのルクア大阪のリニューアルが計画されている。