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フレッツ光の100/200Mbps値上げ 1Gbpsと同価格に

NTT東日本は、「フレッツ 光ネクスト」において、通信速度が100Mbpsと200Mbpsのサービスを値上げする。改定は2025年4月1日から。1Gbpsのギガラインタイプの価格は据え置く。

NTT東日本では、「フレッツ 光ネクスト」として通信速度が100Mbpsのサービスのほか、200Mbpsの「ハイスピードタイプ」、1Gbpsの「ギガラインタイプ」を提供している(通信速度はいずれも規格上の最大値)。今回の値上げの対象になるのは100Mbpsと、200Mbpsのハイスピードタイプで、ギガラインタイプと同じ価格に値上げされる。ギガラインタイプの価格に変更はない。

例えば戸建て向けの「フレッツ 光ネクスト ファミリータイプ」(100Mbps)、「フレッツ 光ネクスト ファミリー・ハイスピードタイプ」(200Mbps)はどちらも月額5,720円だが、改定後は月額5,940円となり、220円の値上げ。集合住宅向けのほかのサービスでも、月額で220円(LAN方式は605円)の値上げになる。

改定により、100Mbpsや200Mbpsといった通信速度が下位のサービスが、1Gbpsのギガラインタイプの価格に統一される形。このため、値上げの対象になるユーザー向けには、1Gbpsのギガラインタイプへ変更する際の工事費が無料になるキャンペーンを実施する。キャンペーンの申込み受付期間は2025年2月1日~2026年3月31日。2026年9月30日までに開通したユーザーが対象になる。

このほか一部サービスを改定・終了する。「単身&かぞく応援割」の新規申込受付は10月31日で終了し、2025年5月31日で提供を終了する。

ひかり電話の複数チャネルサービス「ダブルチャネル」は月額料金が値上げされ、220円から440円になる。適用は2025年4月1日から。

ひかり電話の付加サービスについて、5種類から3つを選び、月額880円で利用できるサービス「付加サービスセット割引」は2025年3月31日で終了する。

ISDN回線の「INSネット」は、「INSネット64」「INSネット64・ライト」「INSネット1500」について、月額の回線使用料を値上げする。適用は2025年4月1日から。同サービスは新規申込受付を終了済み。2028年12月31日でサービスを終了することもすでに発表されており、「フレッツ光」や「ひかり電話」などへの移行が案内されている。

NTT東日本では今回の価格改定について、「昨今の部材費・人件費等の高騰が続いている状況等を踏まえ、引き続き各種サービスの安定的な提供を維持していくため、一部料金・サービス等の改定・終了を実施いたします」と説明している。また上記の内容をまとめた特設ページも公開している。