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Google パスワードマネージャー、PCでもパスキー対応

Googleは19日(米国時間)、「Google パスワードマネージャー」において、パスワードレスの生体認証機能「パスキー」をWindowsやMac、Linuxに拡大した。これまではAndroidのみの対応だったが、今後はPCなどでも、パスキーでのログイン等を利用可能になる。

パスキーは、ログイン時に、スマホなどの端末側に格納した秘密鍵を画面ロックの解除や指紋認証などで取り出し、サーバー上の公開鍵と合わせて認証する仕組み。パスワード無しで、指紋認証や顔認証を使って、アプリやWebサイトへのログインを実現する。

これれまでAndroid以外の端末でパスキーを利用する場合、Android端末でQRコードをスキャンする必要があった。新たに、Windows、macOS、Linux、AndroidからGoogleパスワードマネージャーにパスキーを保存できるようになったため、各デバイスでのパスキー利用が簡単になる。

また、ChromeOSでも現在ベータ版を提供開始。iOSについても今後の対応を検討している。

パスキー対応強化にあわせて、端末間で保存したパスキーにアクセスするため、「GoogleパスワードマネージャーPIN」を導入。新しい端末でパスキーを使用開始する場合、このPINもしくは、Android端末の画面ロックを活用する。これにより、保存されたパスキーに安全にアクセスし、新しいパスキーをコンピュータやAndroid端末間で同期可能とする。