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ミズノ、初の産業用ヘルメット フィット感と通気性追求
2024年9月6日 18:46
ミズノは、建設業や物流業などの作業現場労働者向けに、作業中もずれにくいフィット感を追求した「産業用ヘルメットFT01」を9月20日に発売する。価格はオープンプライスで、ミズノ公式オンラインでの価格は4,400円~5,720円。ミズノが産業用ヘルメットを発売するのは初。
物流業においては、2023年10月から労働安全衛生規則が改正され、最大積載量2トン以上5トン未満のトラックにも、条件付きで荷役作業時にヘルメット着用が義務付けられるなど、業務中の労働者の安全を守る対策が強化されている。しかし、同社のアンケート調査によると、現在使用している産業用ヘルメットについて約8割の人が不満を持ち、なかでも最も多いのはヘルメット内の蒸れで、2番目は作業中のずれだった。
「産業用ヘルメットFT01」は、作業中の快適性だけでなく、安全性にも影響する着用時のフィット感に特化した商品。作業中にヘルメットがずれるという不快感を軽減することで、必要以上の着脱の回数を減らし、安心して業務に集中できる環境を提供する。
後頭部にゴムバンドを使用した独自のフィッティング構造である「Mizuno-Fitmet」を採用。産業用ヘルメットは、爪車の形状をしたヘッドバンドを、かみ合うように差し込んで、頭とヘルメットを締め付けて固定するタイプが一般的だが、作業中の頭の動きで頭囲が変化するため、頭に圧迫感を感じやすい。また、一度ずれるとフィット感が低下する。
「産業用ヘルメットFT01」では、Mizuno-Fitmetの構造により、頭の動きで頭囲が変化しても、頭の形に合わせて後頭部のゴムバンドが寄り添うため、頭に圧迫感を感じにくく、作業中多少ずれたとしても、頭にフィットし続けることができる。
ヘルメットとライナーの間に空間を作ることで、ヘルメット前方から入ってきた風が、頭頂部を通って後方に排出されるため、作業中の暑さや蒸れを軽減。ヘルメット内部の耐衝撃性を向上させるパーツのライナーには、樹脂製の素材を採用している。
また、内装はプラスチックのため水洗いが容易。付属の額当ても吸汗速乾素材の生地を採用し、取り外しが可能なため清潔に保ちやすい。
ラインナップは飛来・落下物用を基本とし、墜落時保護などの追加機能やバイザーがブラックのものなど5種類が用意される。頭囲サイズ54~62cm。販売目標は、発売から1年間で2万個。