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「グラングリーン大阪」オープン 大阪駅前に新たな街

オープニングセレモニーの様子

JR大阪駅前で開発が進められている、オフィス、ホテル、中核機能施設、商業施設、都市公園、住宅を有する複合施設「グラングリーン大阪」が、9月6日に先行まちびらきを迎えた。

グラングリーン大阪は、「うめきた2期地区開発事業」として進められている、都市公園を含めて地区面積約91,150m2におよぶプロジェクト。北館、南館、グラングリーン大阪 THE NORTH RESIDENCE、南街区分譲棟、および都市公園の「うめきた公園」で構成される。うめきた公園の面積は約45,000m2

グランフロント⼤阪から望むグラングリーン全景 ©Akira Ito.aifoto
ランドスケープと一体となった北公園施設と北館 ©Akira Ito.aifoto

先行まちびらきでは、うめきた公園の一部(サウスパークの全面・ノースパークの一部)、北館のホテル「キャノピーby ヒルトン大阪梅田」、商業施設「SHOPS & RESTAURANTS」、中核機能施設「JAM BASE」がオープンした。南館は2025年春頃、うめきた公園後行工区(ノースパークの一部)は2027年春頃に開業予定。

9月6日の開業範囲
2025年春頃の開業範囲
サウスパーク全景 ©Akira Ito.aifoto

6日に先行まちびらきを記念したオープニングセレモニーが行なわれたほか、6日から8日までオープニングイベントが実施される。

オープニングイベントでは、うめきた公園のシンボルとなる大屋根イベントスペース「ロートハートスクエアうめきた」におけるスペシャルライブや様々なストリートイベントなどを実施する。

©Akira Ito.aifoto

三菱地所を代表企業とするグラングリーン大阪開発事業者JV9社で組成する「うめきたMMO」が6日より、うめきた公園指定管理者として今後50年にわたるパークマネジメントとエリアマネジメントを開始。参加型プログラムやイベント等を通じて、訪れる人が公園への愛着や誇りを感じることを目指す取り組みを展開する。

中核機能施設となるJAM BASEでは、会員制交流スペース、コワーキングスペース、レンタルオフィス、各種オープンスペースやイベント利用できる空間を用意。企業、大学・研究機関、スタートアップ、ベンチャーキャピタルなどが集まり、新たなアイデアを形にし、社会実装や事業化に向けて挑戦することを支援する。

JAM BASEから見る屋上庭園・公園 ©Akira Ito.aifoto

規模は、北館が地上26階・地下3階、南館が地上39階、18階、28階の3棟構成で、いずれも地下3階、THE NORTH RESIDENCEが地上46階。

南公園の芝生広場と噴水が楽しめる水盤 ©Akira Ito.aifoto
ひらめきの道より南公園のランドスケープ・梅田スカイビルを望む ©Akira Ito.aifoto

なおJR大阪駅周辺では7月31日に、駅直結の複合施設「KITTE大阪」と「イノゲート大阪」が開業している。