ニュース

ソフトバンク、スマホ保護ガラス+アプリで裸眼立体視「トビデル」

ソフトバンクは、スマートフォンの専用保護ガラスとアプリを組み合わせ、裸眼で立体的な画像・映像が楽しめるサービス「トビデル」の提供を開始した。対応機種はiPhone 15/15 Pro。専用保護ガラス「トビデル 3D 保護ガラス」の公式オンラインショップでの価格は7,200円。アプリは無料(一部コンテンツは有料)。全国のソフトバンク取扱店で販売する。対応機種はAndroidスマートフォンを含めて拡大を検討している。

専用保護ガラスを貼ったスマートフォンと「トビデル」アプリを組み合わせ、写真や動画を裸眼で立体的に観られるというサービス。保護ガラスはレンチキュラーレンズの仕組みを採用しており、ユーザーが撮影した写真や動画をアプリで変換して表示した場合、画面の中に奥行き感じられる立体的な見え方が楽しめる。

iPhone 15 Proの空間ビデオで撮影したコンテンツにも対応し、立体感がよりしっかりと感じられる見え方になる。またトビデルアプリで用意される専用コンテンツは、錯覚を利用して画面から飛び出すように見えるものもある。

デモ用の映像コンテンツ。上下に黒帯を付けることで錯覚も利用し、立体的に表示されている本が画面からはみ出しているように見える

保護ガラスを貼った画面は、わずかにギザギザ感が出るものの、そのまま通常の利用が可能。表面硬度9H、防汚、防指紋など一般的な保護ガラスとしての性能も備える。

保護ガラスを貼った画面
トビデル専用の保護ガラスの製品パッケージ

専用アプリ「トビデル」はAIを搭載。ユーザーが撮影した写真や動画には、深度推定AIモデルで深度情報を加え、アプリで立体視できる3Dコンテンツに変換する。またAIアイトラッキング機能も搭載されており、インカメラでユーザーの瞳の位置を検出、最適な3D表現になるようリアルタイムに調整する。

「トビデル」アプリでは、ユーザーが撮影したコンテンツの3D再生のほかに、3D表現を活用するオリジナルコンテンツを多数用意するのも特徴。アーティストやお笑い芸人などによるコンテンツが無料で見られる。サービス開始時点では「なにわ男子」「ぼる塾」「ジェラードン」「FANTASTICS」「EXILE」「三代目 J SOUL BROTHERS」「GENERATIONS」「THE RAMPAGE」などがラインナップされる。

また、一部の有料のコンテンツについては、物理的なコンテンツカード(POSAカード形式)で販売する。ソフトバンク取扱店で発売し、数量限定。サービス開始時点ではLDH所属アーティスト5組、計7種類のコンテンツカードがラインナップされる。なお、有料コンテンツについては2024年度内にアプリ内課金での販売も予定している。

コンテンツカード