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大阪府の行政ポータル「my door OSAKA」開始 電子申請やデジタル通知など

大阪府は、個人向けの情報発信やオンライン行政手続などを提供する大阪総合行政ポータル「my door OSAKA(マイド・ア・おおさか)」を8月29日からサービス開始する。まずは、大阪府と堺市においてサービスを開始し、今後、対応市町村やサービス内容の拡充を進める。

my door OSAKAでは、利用者がIDを取得し、属性(年齢、居住地等)や興味・関心を登録することで、「おすすめ情報」「電子申請連携」「デジタル通知」などのサービスを受けられるようになる。

iDの登録には、メールアドレスとマイナンバーカードを利用。「おすすめ配信」では、登録情報に合わせて、必要な情報やサービスを個人へ直接配信する。

「電子申請連携」は、行政オンラインシステム等と連携し、様々な行政手続をスマートフォンから直接申請できるようにする。9月中旬にスタート予定で、開始時点では大阪府の行政オンラインシステムと、堺市の電子申請システムのみ連携する。

「デジタル通知」は、今までの紙による通知文書を、スマートフォン等にデータで送付する機能。利用にはマイナバーカードを活用したID登録が必要で、まずは堺市での「保育施設等入所決定通知書」の送付等を予定している。

大阪総合行政ポータル「my door OSAKA(マイド・ア・おおさか)

my door OSAKAは、住民のQOL向上のためのデジタルサービス目指し、大阪府が整備・運営しているデータ連携基盤「ORDEN」を活用する。my door OSAKA IDのアカウント登録と認証機能にはxIDによる「xIDアプリ」を、デジタル通知には同社の「SmartPOST」を採用している。

名称の「my door OSAKA(マイド・ア・おおさか)」は、必要とする情報に、いつでもアクセスできる「私のためのドア(情報窓口)」と、「まいど」と「ドア」を掛け合わせた語感を持たせ、大阪のアイデンティティと親しみやすさを演出したという。