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「さいたま市みんなのアプリ」開始 3%還元の地域通貨やゴミ出しカレンダー

さいたま市は、デジタル地域通貨機能を含む「さいたま市みんなのアプリ」の提供を開始した。デジタル地域通貨機能では、チャージ額に応じて、3%相当のポイントが付与されるなど、地域のお金が地域で使われるようにするための仕組みを取り入れている。

メインの機能は、政令指定都市初となるデジタル地域通貨。市内の加盟店で使えるQRコード決済サービスで、「さいコイン」と「たまポン」の2種類がある。「さいコイン」は、指定の銀行口座(Bank Pay)・クレジットカードによりチャージできる電子マネー。チャージ対応のクレジットカードはイオンカードのみ。

「たまポン」は、「さいコイン」のチャージ等でもらえるポイントで、一部の店舗を除く加盟店で利用可能。2024年度中は、いつでもチャージ金額の3%分の「たまポン」が付与される。加盟店は、さいたま市内にあるイオンやウエルシア、ビックカメラなど。

また、先着順で初回1万円のチャージに対して2,000ポイントが付与されるキャンペーンも実施。キャンペーンの総額は4億円で、予算に達し次第終了する。

このほか、デジタル通貨機能以外にも、「ゴミ出しカレンダー」や「図書館利用者カード」「防災アプリ」との連携など、暮らしをサポートする機能を搭載する。

今後も機能をアップデートする予定で、8月以降は、市の相談窓口を予約してビデオ通話で相談できる機能や、アンケートや意見募集、デジタル地域通貨で民間のシェアサイクルクーポンを購入できる機能などを追加する。

さいたま市みんなのアプリの運営は、地元の経済団体、企業等とさいたま市が出資し、さいたまの地域商社として設立された「株式会社つなぐ」が行なう。