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東急、NFTウォレット内蔵の財布「渋谷ウォレット」
2024年7月24日 21:46
東急は、7月24日~30日に渋谷区で開催されるイーサリアム開発カンファレンス「EDCON2024」にて、特別に製作したサイフ兼ハードウェアウォレット「渋谷ウォレット」を100個限定で販売する。価格はプレミアム版が12,100円、通常版が8,800円。メインイベント会場の国立代々木競技場 第一体育館の東急特設ブースで販売される。
「渋谷ウォレット」は、ビームス ジャパンが岡山の畳の素材を使って特別に製作した小銭入れ。PABADAOが開発した、NFTを保有できるハードウェアウォレット「POKKE」を搭載しており、渋谷の3DアートNFTがセットになっているほか、渋谷の特別な観光プログラムを利用できるのも特徴。「EDCON2024」参加者に渋谷の観光をより楽しんでもらうものとして企画・開発された。
渋谷ウォレットを購入すると、渋谷の観光名所を巡るガイドツアー(プレミアム版のみ)や、スクランブル交差点を見下ろせる屋上展望台への入場といった観光プログラムを利用可能。渋谷ヒカリエ内で販売している「渋生ビール」か「ハニーレモンソーダ」が1杯無料、ビームス ジャパン渋谷店でのノベルティ(牛乳石鹸)プレゼント、といった特典も用意されている。また、それぞれのプログラムを体験すると記念NFTを入手できる。
PBADAOが開発・提供するハードウォレット「POKKE」は、NFCチップを活用してハードウォレットサービスを簡単に内蔵できるというもの。暗号資産やウォレットの準備不要で始められ、観光プログラムなどのサービスや、プログラムを体験した証をNFTで提供することで、リアルとデジタルを組み合わせた新たな体験を提供する。
東急は2023年11月から、渋谷の街を舞台に、リアルとデジタルを組み合わせた新しいエンタテイメント体験や優待が受けられるNFT活用のプロジェクト「SHIBUYA Q DAO」を提供している。今回の「渋谷ウォレット」は、そのプロジェクトの新たな取り組みという位置づけ。
東急は渋谷ウォレットの提供で知見や意見を集め、今後のWeb3/NFTを活用するビジネスモデルを検証、「エンタテイメントシティSHIBUYA」の実現を目指すとしている。