ニュース

JR東のベビーカーレンタル「ベビカル」、チャイルドシート貸出開始

ジェイアール東日本企画は、ベビーカーレンタルサービス「ベビカル」において、赤ちゃん用品メーカーのコンビと連携し、チャイルドシートの貸出を7月19日から開始する。基本料金は1時間250円。コンビ公認のチャイルドシートのレンタルサービスは、ベビカルが初めてとなる。

7月19日にチャイルドシートレンタルを開始する場所は、北海道内でENEOSサービスステーション(SS)を運営する北海道エネルギーの本社および5カ所のSS(北1条、北10条、チャレンジ千歳駅前、函館大手町、チャレンジ鳥取)と、JR西日本レンタカー&リースが運営する「駅レンタカー岡山営業所」の、計7カ所。利用料金ははじめの1時間250円、以降30分毎に100円、12時間最大1,500円、12時間以降30分毎に100円。予約受付開始は7月11日。

利用方法は専用サイトで会員登録をしたうえで、日時・場所を選択して予約。係員に予約コードを提示することで借りられる。車への装着は自身で行なうが、チャイルドシートを取り付ける車を現地に用意する必要があり、取付方法の説明、装着状態の確認、正しい乗せ方など、係員がサポートする。

貸出品として使用するチャイルドシートは、身長40~105cmまで(参考:新生児~4歳頃)使用できる「THE S エッグショック シリーズ」。車のシートに差して、押し込むだけで簡単に装着できるISO‐FIX対応モデルで、着脱の回数が多いレンタルサービスでも扱いやすいとしている。なお、車の種類によって取り付けられない場合がある。

赤ちゃんを乗せるシートを回転させてレバーを握るだけで、車に取り付けるベース部とシート部が分かれるセパレート構造となっており、外出中に眠った赤ちゃんをシートに乗せたまま、車から宿泊先の室内への移動ができる。赤ちゃんを乗せた持ち運び・シートホルダー使用期間は体重9kg未満。

シート頭部の両側面には、卵を落としても割れないほどの超・衝撃吸収素材「エッグショック」を搭載し、衝撃や振動から赤ちゃんの頭を守る。

ベビカル会員を対象としたアンケートで、チャイルドシートレンタルを望む声が493回答中378件と多かったことから、チャイルドシートの取扱いを開始。無人タイプのカーシェアでの移動時や帰省時に利用されることを想定している。

運営管理に当たっては、公的な製品安全基準に加えて、コンビ独自の品質基準・レンタル用試験項目に合格した製品を使用するとともに、各店舗でコンビの社員が研修を行ない、安全のための厳しいチェック体制が行き届いたオペレーションを採用。こういった取り組みをふまえた体制は、ベビカルが初めてとなる。

なお、北海道エネルギーは'23年11月から、JR西日本レンタカー&リースは'22年8月からベビカルと連携している。