JR東日本、新チケットレス乗車「えきねっとQチケ」10月開始　新幹線も対応

JR東日本は、Suicaエリア外もチケットレスで乗車可能にする新たなチケットレスサービス「えきねっとQチケ」を東北エリアで10月1日から開始する。

あらかじめ「えきねっと」できっぷを申込み、発行された乗車用QRコードを使用して自動改札機を利用できるチケットレスサービス。Suicaエリア外でもチケットレスでの乗車を実現し、10月1日から東北エリアに導入。東北エリアの新幹線・在来線で利用可能にする(JR東日本BRT、気仙沼線前谷地～柳津を除く)。東北新幹線では郡山以北の青森までが対象となる。将来的にはJR東日本の全エリアに拡大する。

「乗車用QRコード」がきっぷの代わりとなり、新幹線も在来線も1つの乗車用QRコードで乗り降り可能。自動改札機がない駅も「セルフチェックイン・チェックアウト」で利用可能。

えきねっとQチケの利用には「えきねっとアプリ」が必要。なお、えきねっとアプリは8月から「えきねっとチケットレスアプリ」に名称変更予定。

購入できる商品は、乗車券と、特急券(新幹線 普通車自由席・普通車指定席・グリーン車・グランクラス)、特急券(在来線　普通車指定席・グリーン車)。支払い方法は、えきねっと上でのクレジットカード決済のみ。特急券のみの申込みはできず、乗車券と特急券が含まれる。

利用イメージ

購入に応じて「JRE POINT」も付与され、付与率は新幹線 特急料金・グリーン料金等に対して2%、在来線特急 特急料金・グリーン料金等に対して5%となる。

10月に東北エリアからスタートし、2025年度下期に東京都区内エリアと東北新幹線(東京～郡山)が追加。2026年度下期には上信越エリアと上越・北陸新幹線(大宮～新潟、高崎～上越妙高)が追加。2026年度末にJR東日本エリア全域へ拡大予定。